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2024年3月

2024年3月20日 (水)

・光を意識して写真を撮る

ポートレートでは光の向きなどを意識するのはとても大事ですが、
風景でも同様に光を意識することは大事です。
光を意識するだけで、普通に撮ったのとは違う魅力ある写真に変わります。

風景写真を撮るときの光は時間と天気が重要になる。
朝や夕方は強い斜光が入るので、コントラストが強くなります。

Resezed186512
色温度も低くなるので、それを含めて撮影してみるとよい。

Resezed186511
ビルなどに反射する光を意識する。


光の当たり方(角度など)も重要です
Resezed186510
この写真では木漏れ日がスポットライトのように当たっていました。
影ができる向きと背景の青っぽい部分の位置関係を意識して撮っています。


晴れているときは光の向きがわかりやすく
それを考慮することで色々な表現ができます。
そうすると夜や曇りはどうなのとなります。
曇りの時は空全体から光が降り注ぐので
やわらかい光の質になります。
(コントラストがつきにくい)

Resezed186509
花などを撮るときはこの光を活かすことができます。

2024年3月13日 (水)

・星景写真撮る場所の探し方

天の川の濃い部分が夜遅くに見える時期になってきました。
Resezed186324
(star walkというアプリ)
この時期は南東から天の川が昇ってきます。

星景写真では狙いの天体と合わせたい地上風景を決めるのが最初です。
撮影する時期は天候、月齢などを考えて決める。

海岸で撮影する場合は潮位も気を付けないといけない。
天候はwindy、潮位と月齢は「潮汐なび」というアプリを使っています。

あわせたい地上風景は、GoogleMapを使って探します。
かっこいい形の岩や、モニュメントなど。
Meotoiwa

南東の天の川と合わせるときは、
東側が海の海岸線をgoogleマップで辿っていきます。
Onjyuku
∴のマークがついてるところとかをチェックして、
雰囲気をストリートビューや衛星写真で確認します。
Rakuda

良さそうな場所を見つけたら、その場所に行けるのかどうかを確認。
近くに車を止められる場所があるのか、そもそも立ち入りできる場所か。
また、直近で工事してるなどないかどうか(SNSで調べる)

星を撮影するうえで一番の問題は光害なのですが、
こればかりは行ってみないとわかりません。
ある程度の光害は撮影と現像テクニックでカバー。

Resezed186320

Resezed186321

Resezed186322 Resezed186323

 

2024年3月 9日 (土)

・交通量の多い道路脇での星撮影

東京都心の赤羽橋交差点。
ここで東京タワーと星のぐるぐるの軌跡を撮ろうとして何回も惨敗しました。
とにかく自動車のヘッドライトが強烈に当たるため、ゴーストが発生する。


初回のチャレンジ
Resezed186063

ゴーストも激しいですが、明るすぎて星がほとんど映りません。


2回目のチャレンジ
Resezed186064
思いっきり絞ることで移動の速い車の光量を落とし、
シャッター速度を長くすることで移動の遅い星の光の量を強調。
(定常光と瞬間光の関係)
ただし、このレンズは絞るとゴーストが結構目立つ…。
(右の街灯の周りなど)

3回目のチャレンジ
Resezed186066
光害カットフィルターを採用することで星の軌跡がより目立つようにしました。

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見ての通り、ゴーストがものすごい目立っています。
光害カットフィルターを使うということは反射面が増えてゴーストが発生しやすくなります。

それに加えて、以下の原因でゴーストが発生していました。
1:フィルターについたホコリにヘッドライトの光が当たった
2:絞って撮影したため、ホコリが目立った

これらを踏まえて4回目の撮影
Resezed186068
ようやく満足のいく写真が撮れました。

今回も光害カットフィルターは使っています。
ただし、撮影前に入念にホコリを取っています。
また、光害カットフィルターを使ってるのであまり絞らないように。
さらに三脚も背の高いものにして、ヘッドライトが当たりにくくしました。

一番の工夫が、星撮影中は画面下部を隠すくらいフードで覆ってヘッドライトがより当たりにくくすること。
黒い布で覆うなどでも効果がありそうです。

Resezed186069
今回は角型フィルターホルダーにつけられるKANIの線用フードを使っています。

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撮影画像はこんな感じ
Resezed186065
この時は目の前に大きなトラックが通ってしまった…。
こればかりは防げないので来ないことを祈るしかない…。
1時間くらい撮影できると嬉しいですが、40分に一回くらいはトラックが来る。
あと、フードの内側に反射を抑えるための植毛シートを貼るとより良さそう。

ちなみに今回は、絞ると光源周りにきれいにクロスの光芒が出る
ペンタックスのDFA21mmを使っています。


 


クロスフィルターを使うとゴーストがでやすいので、このレンズが良い!

2024年3月 2日 (土)

・初めて一眼を買おうと思った方へQ&A 2024

2014年に書いた記事はもはや化石のような情報。

10年ぶりにアップデートしようと思います。
この間に世の中はだいぶ変わりました。
とくにスマホの進化が凄く、「ちょっと写真にこだわりたい」
くらいであればカメラ機能充実のハイエンドスマホで十分。
値段も一眼を買うのとハイエンドスマホなら同じくらい。


 

スマホでもこの位撮れます。

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それでも、カメラを買ったほうがいいなと思うのは以下ような方です。
・カメラを趣味にしたい
・望遠で写真を撮りたい
・長秒露光をしたい
・背景のボケをコントロールしたい

 

 

・予算どれくらいかかるの?
最近の物価上昇とともにカメラの値段もとても高くなっています。
2014年時点では型落ち中古であれば2-3万くらいで買えていましたが
いまだと、1-2世代型落ちの中古でも10万円以上します。
大体ハイエンドスマホと同じ値段だと思えばよいです。


・どの機種が初心者向きなの?
最近はエントリーモデルというものがほぼありません。
スマホからステップアップするなら、みんなそれなりのものを求めているからです。
デザインや大きさが気に入ったものを買うのが良い

 

・フルサイズのほうがいいの?
絶対フルサイズが良い、というフルサイズ信仰がありますが、
カメラを買ったあとにどんな使い方をするかによって決めてください。

イメージセンサーの大きさ
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基本的に大きいほど画質に有利です。
ただし、ボディやレンズも大きくなりがちなので
カメラの重さや大きさを重視するならAPS-CやマイクロフォーサーズもOK。


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また、センサーが小さいほど望遠に有利になるという特徴から
子供の運動会とか望遠撮影の目的が明確にあるならAPS-Cがおすすめ
(私も運動会用にソニーのAPS-Cカメラを持っている)

明確な目的は無いのであればとりあえずフルサイズでいいのではないでしょうか。
所有感も満足できるし。

 

・どこのメーカーがいいの?
どのメーカーもメリットデメリットがありますが、
スマホカメラに慣れているのであれば、「一眼レフ」ではなく「ミラーレス一眼」にすべきです。
ミラーレスカメラのことを「一眼レフ」と誤記載している人もいますが、間違えないように気を付けてください。
現状、売っている一眼レフは以下です。それ以外は基本的にミラーレス。

・キヤノン
 Kissシリーズ
 (kissシリーズにも一部ミラーレスがありますが、事実上開発終了してるマウントなのでお勧めしない。)
 90Dや5DといったDが付くシリーズ。
 
・ニコン
 D850などDが付く機種
 
・ペンタックス
 すべて。
 


以下ミラーレス機種で各社の初心者向け特徴を簡単にまとめておきます。

・ソニー αシリーズ
 一番ユーザが多く、詳しい人に質問したりしやすいです。
 レンズも社外互換品が沢山あり、安いモノから特徴的な物まで手に入れやすい。
 人物の追尾性能が非常に高く、スポーツとか子供とかの撮影に良い。
 フルサイズがα7などの一桁機で、APS-Cがα6700などの4桁機種です。
 最近はVlog撮影用など動画特化機種(ZVシリーズ)も多い。
 

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・ニコン Zシリーズ
 Zfなどクラシカルなデザインのカメラもある。それでいて性能も高い。
 レンズは殆ど純正しかないが、種類も多いので困ることはないです。
 ファインダーの見えなど、もともとカメラメーカーとしてこだわりがあり個人的に好き。
 フルサイズとAPS-C両方あります
 

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・キヤノン Rシリーズ
 キヤノンはエントリー、ミドル、フラグシップと明確に機種のランクを分けています。
 下の機種は意図的に機能や性能が制限されていますが、その分価格も安く抑えられていています。
 ただ、一番下の機種はあまりお勧めしません。
 フルサイズとAPS-C両方あります
 


 


 


 


・富士フイルム Xシリーズ
 色にとてもこだわっており、富士フイルムのカメラじゃないと表現できない色があります。
特に肌色はプロモ認める色再現
 最近は生産台数を凄い絞っていて新機種が手に入らなかったり、価格の上昇が激しく初心者にお勧めできない。
 カメラ自体の質感が高く、デザインもかっこいいので所有してて満足感は高いです。
 APS-Cしかない。
 

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・OMデジタル(旧オリンパス)
 オリンパスからカメラ事業売却されファンドに買い取られました。
 そのため、会社としての先行きが不安です。
 カメラ自体はすべてマイクロフォーサーズ。
 センササイズの小ささを活かした、ボディの小ささ、手振れ補正の強力さが特徴です。
 また、ライブバルブとかライブコンポジットといった特徴的な機能があります。
 

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・パナソニック Lumixシリーズ
 パナソニックは最近Lマウント(フルサイズ)とマイクロフォーサーズの2種類展開しています。
 動画撮影がメインであれば、パナソニックが一番おすすめです。
 かなりの細かな設定までできる。
 


 

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