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2024年4月 1日 (月)

・最新のAI超解像技術があれば望遠レンズが必要ない

AI(ディープラーニング)の進化がここ数年は目覚ましいですが
生成AIと超解像技術を組み合わせたAI超解像の技術で非常に凄いものが出ました。

HaphazardLab社のTelaZoomAIです。
このソフトでは、光学的に解像できない被写体であっても、
生成AIと元の画像情報(カメラ機種とレンズの種別の情報も必要)を用いることで
復元することができます。

下の図のように、撮像されるイメージは
入力×レンズの伝達関数×撮像素子によるデジタル化
を経て作られます。
レンズの伝達関数は、収差や回折、フレアゴーストなども含みます。
撮像素子によるデジタル化とは、実物が連続した値であるのに対し、
4000万画素など、最大でも画素数より細かく記録することができないことを意味します。

17_20240303132701

それぞれの関数が分かれば、出力に対して逆関数をかけることで元の入力を復元できます。
とはいってもこれまでは、数式の通りに復元はできなかったのですが
AIの力によってこれが可能になりました。

SFドラマなどで、
衛生カメラで撮ったもやっとした犯人の顔がくっきりするような感じが実現しています。

遠くから東京タワーを撮った写真
Resezed186046

中心部の切り出し。
Sr_2

ここにTeleZoomAIをかける
Resezed186047
細かい部分が出てきてシャッキりとします。

さらに中心部分を切り出し。
Sr_4

この画像にさらにTeleZoomAIをかけるとどうなるか。
Sr_5
若干くっきりしました。これくらいが限界か??

試しに展望台の窓の中の一部を超切り出し。
Sr_6

ここにTeleZoomAI!
Sr_7
凄い!展望台の窓枠もしっかり復元してくれている。
こんなに情報残っていたのか。

左下の文字っぽい部分を切り出し
Sr_7_2

果たして読めるようになるのか。
Sr_8
読めます!!

文字の一部を拡大
Sr_9
若干もやってますが、これは行けるでしょう。
Sr_10

完璧!!!

ここまで解像度が出るなら、望遠レンズはおろか広角レンズがあれば十分でしょう。
※ただし、高性能GPUを積んだマシンでも処理時間がものすごくかかります。


※毎年恒例、4/1エイプリルフールネタです。

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コメント

うわー凄い!

と思って、思わず「TelaZoomAI」調べようとしたら、小さい青い文字が・・・。

いかにもそれっぽく書けるように頑張ってみました!

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