・交通量の多い道路脇での星撮影
東京都心の赤羽橋交差点。
ここで東京タワーと星のぐるぐるの軌跡を撮ろうとして何回も惨敗しました。
とにかく自動車のヘッドライトが強烈に当たるため、ゴーストが発生する。
ゴーストも激しいですが、明るすぎて星がほとんど映りません。
2回目のチャレンジ
思いっきり絞ることで移動の速い車の光量を落とし、
シャッター速度を長くすることで移動の遅い星の光の量を強調。
(定常光と瞬間光の関係)
ただし、このレンズは絞るとゴーストが結構目立つ…。
(右の街灯の周りなど)
3回目のチャレンジ
光害カットフィルターを採用することで星の軌跡がより目立つようにしました。
|
見ての通り、ゴーストがものすごい目立っています。
光害カットフィルターを使うということは反射面が増えてゴーストが発生しやすくなります。
それに加えて、以下の原因でゴーストが発生していました。
1:フィルターについたホコリにヘッドライトの光が当たった
2:絞って撮影したため、ホコリが目立った
これらを踏まえて4回目の撮影
ようやく満足のいく写真が撮れました。
今回も光害カットフィルターは使っています。
ただし、撮影前に入念にホコリを取っています。
また、光害カットフィルターを使ってるのであまり絞らないように。
さらに三脚も背の高いものにして、ヘッドライトが当たりにくくしました。
一番の工夫が、星撮影中は画面下部を隠すくらいフードで覆ってヘッドライトがより当たりにくくすること。
黒い布で覆うなどでも効果がありそうです。
今回は角型フィルターホルダーにつけられるKANIの線用フードを使っています。
|
撮影画像はこんな感じ
この時は目の前に大きなトラックが通ってしまった…。
こればかりは防げないので来ないことを祈るしかない…。
1時間くらい撮影できると嬉しいですが、40分に一回くらいはトラックが来る。
あと、フードの内側に反射を抑えるための植毛シートを貼るとより良さそう。
ちなみに今回は、絞ると光源周りにきれいにクロスの光芒が出る
ペンタックスのDFA21mmを使っています。
|
クロスフィルターを使うとゴーストがでやすいので、このレンズが良い!
« ・初めて一眼を買おうと思った方へQ&A 2024 | トップページ | ・星景写真撮る場所の探し方 »
「写真講座」カテゴリの記事
- ・彗星を撮った時の設定(2024.10.05)
- ・面内ブレ(ブラー)を防ぐ(2024.09.12)
- ・星をより輝くように見える現像方法 (疑似ソフトフィルター)(2024.09.01)
- ・アトムレンズの黄変を直す2(2024.08.12)
- ・laowa 10mmF2.8 ZERO-Dを確認(2024.07.31)
コメント