前回:チャート編
今回はチャートではわからないことも
あるので実写です。
まず画像を比較前に簡単にレンズなどのスペックを。
デュアルカメラですが、とりあえずWide側を。
iPhoneX
35mm換算28mm相当 F1.8
光学手ブレ補正
iPhoneXs
35mm換算26mm相当 F1.8
光学手ブレ補正
センサ内でHDR合成をする技術搭載(予想)
また、別件ですが、
内蔵LEDフラッシュの演色性が非常に上がっています。
これまでの機種では赤の再現が全くだめだったのですが、
iPhoneXsのLEDフラッシュは赤の色がちゃんと出るようになっています
さて、実際の画像
iPhoneX
iPhoneXs
等倍拡大
左:iPhoneX 右:iPhoneXs
このシーンでは木のような暗部が
以前よりより沈んでいます。
その分ノイズが目立たなくなりました。
iPhoneX

iPhoneXs
iPhoneXsのほうが露出が暗くなりました。
等倍拡大
左:iPhoneX 右:iPhoneXs
空のノイズが圧倒的に減りました。
また、白飛びが少なくなっている。
ただ、塗り絵調の描写になってしまっている。
iPhoneX
iPhoneXs
このシーンでは、太陽周りの雲の白飛びが
圧倒的に減っています。
ただ、太陽のような強い光源の周りだと
白飛びしてしまったほうが光の強さを感じられます。
iPhoneXsは写真としてみると違和感があります。
iPhoneX
iPhoneXs
等倍拡大
左:iPhoneX 右:iPhoneXs
水面の反射部分のパープルフリンジが減りました。
以前もフリンジ除去の処理をしてた形跡がありますが
除去しきれていない。
光学的にレンズ収差を改善したのだろうか。
iPhoneX
iPhoneXs
このシーンも写真としての見栄えはiPhoneXのほうが良い。
Xsでハイライトは飛ばなくなったが、
雲の部分がオレンジにベタッとしてしまっている。
ちなみにAPS-C一眼レフでも同じシーンを撮りましたが、
ハーフNDを入れないとダイナミックレンジが広すぎて
完全に白飛びしてしまいます。
夜景シーンはHDRによる
ダイナミックレンジの効果がわかりやすいです。
iPhoneX
iPhoneXs
アイスの看板だけでなく、店舗内も白飛びしていない。
HDRの性能が高すぎて違和感を持つシーンは
太陽以外にもありました。
iPhoneX
iPhoneXs
これまでの普通の写真に見慣れている人は
上がわのiPhoneXのほうがしっくり来ると思います。
Xsは街灯が白飛びせずオレンジに残っていて、違和感。
iPhoneX
iPhoneXs
夕暮れ時の植物の緑があるシーンでは、
AWBが難しくて、マゼンタっぽくなることが多いのですが
(蛍光灯と判断されて、緑の補色のマゼンタを強めてしまう)
iPhoneXsでは改善しています。
iPhoneX
iPhoneXs
等倍拡大
左:iPhoneX 右:iPhoneXs
芝生は質感再現が難しい被写体の代名詞ですが
iPhoneXsではかなり自然な描写になっています。
ボケ機能の確認や、
セルフィーはまだ十分に検証ができていませんが
普通に風景を撮るだけならば、iPhoneだけで
かなり良い写真が撮れるだろう。
しかしスマホカメラの進化は早い。
高級コンデジなんかも、すぐに危うくなってきそう。
(iPhoneはRAWも撮れるし)
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