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写真講座

2018年9月22日 (土)

・花火のRAW現像方法2

1:RAW現像を前提とした花火の撮り方
2:花火のみの場合のRAW現像
3:花火と風景を一緒に撮る場合のRAW現像

今回は具体的なRAW現像についてです。
使用するソフトはAdobeCameraRAW(Lightroom)で説明します

2:花火のみの場合のRAW現像

撮って出しの画像
Resize165761 写真

白とびしないように、アンダーで撮影しています。
そのため、撮って出しのjpegでは暗い状態。

RAWのファイルをPhotoshopで開くとCameraRAWが立ち上がります。
Resize165757

Webに写真を載せる場合は、画像下のAdobeRGBのところをsRGBに変更しておきます。
(Webで他の人に見せる場合、AdobeRGBだと正しい色で表示されないことがある)

Resize165758

さて、RAW現像をする際は、
もともとの画像をアンダーで撮影しているため、
適正な明るさに持ち上げる必要があります。
一番最初に
「露光量」を上げることで全体を明るくします。
そのあと、白レベル、黒レベル、ハイライト、シャドウを
微調整して全体のトーンを整えます。
Resize165759

各項目が、ヒストグラム上でどの領域を変更しているのかは
ウィンドウのみぎうえのヒストグラムに
マウスポインタを持っていけば分かります。
この上の図では露光量の部分を示している。

明るさ関係を調整した後は、
明瞭度・かすみの除去でローカルコントラストを上げます。
これによってしゃっきりした絵になります。
また、彩度・ホワイトバランスも好みによって調整します。
Resize165751_2

この際、明瞭度を上げすぎると花火の線が太くなりがちなので注意。
また、彩度は「自然な彩度」だけをいじり、「彩度」の項目は
上げないようにするのがコツです。
Resize165752

次に画像を等倍拡大して、シャープネス・ノイズ処理を行います。
Resize165753

シャープネスの項目の詳細はこちら

花火撮影時は若干長秒撮影になるし、
長秒時NRはOFFにすることが多いので、
インパルスノイズが乗りがちです。

インパルス的なノイズは除去しずらいので
ノイズリダクションをかなり強めにかけなければいけませんが
あまりにも強くかけるとディティールが失われるので、
等倍拡大画像を見ながら調整していく必要があります。

次にレンズ補正を行います。
倍率色収差や歪曲収差を取ります。
Resize165754

基本的にレンズプロファイルが自動的に読み込まれるので
チェックボタンを押せばよい。
レンズプロファイルがAdobeに提供されていないような
マニアックなレンズの場合は、手動で行う必要があります。
(ここでは割愛)

ここまで来たら改めて全体を見てみます。
Resize165752_2

この画像では、花火がピンクなので、
ホワイトバランスの色偏差の項目をグリーン寄りにしています。
そのため、花火の背景の空や、画像下の人々が
若干緑被りしているのが気になります。
ここを補正したい。

明暗別色補正の項目で
シャドー部をグリーンの補色のマゼンタに少し色を付ければよい。
Resize165755_2

最後の仕上げとして、段階フィルターで
下の方の花火観覧者を少し明るくしました。
Resize165756
これにより、花火だけでなく、見ている人々も副題として
主張されるようになります。

RAW現像前

Resize165761_2

RAW現像後

Resize165760_2

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2018年9月18日 (火)

・花火のRAW現像方法1

ここ最近は花火大会が
酷暑やゲリラ豪雨の影響で
秋に行われることも多くなっています。
秋の花火大会に向けて、
花火のRAW現像について記載しておきます。

1:RAW現像を前提とした花火の撮り方
2:花火のみの場合のRAW現像
3:花火と風景を一緒に撮る場合のRAW現像

1:RAW現像を前提とした花火の撮り方

基本的な花火の撮り方は以前の記事を参考にしてください。
花火の撮り方

初心者向け花火の撮り方資料

RAW撮影を前提とした花火の撮り方も、
基本的には通常の花火の撮影と同じです。
花火に対して風下にならないようにする、白とびしないようにする、等。
風向きはWindy.comで調べるのが良いです。

ただし、RAW現像を前提にする場合は、
なるべくアンダーに撮影しておいた方が失敗が少ない。
Resize165749

適正露出での撮影がもちろん最適ですが、
白とびしてしまった場合はいくらRAW現像といえど、救えないので。

アンダーで撮影し、RAW現像でシャドーを持ち上げるので
ゴーストが発生していると思った以上に目立ちます。
レンズゴーストはできる限り抑えることも必要です。
そのためには、レンズ保護フィルターは外す、
フードを付ける、
余計な光が入らないような場所で撮影する等。

Resize165744
画像右の投光器によってゴーストが発生してしまっている。

また、花火の種類にも注意が必要です。
花火には暗い花火と明るい花火があります。
暗い花火をそのままアンダーで撮影してしまうと
暗すぎて、RAW現像時に持ち上げると非常にノイジーになってしまいます。

Resize165746_2  
Resize165750_3

暗い花火の代表的なものとしては、和花火、濃い青の花火等。
撮影前に判断するためにはある程度の経験や
花火プログラムを覚えることが必要になります。

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2018年9月13日 (木)

・都市風景の魅力

風景写真というと、ネイチャー系が思い浮かびますが
都市風景にも魅力がたくさんあります。
都市風景には変化が無い、ネイチャーは季節で変化する、
という意見もありますが、実は都市風景も
その時しか撮れないという事も多々ある。

Resize165738
DFA★50mm + KaniリバースハーフND1.2 + ND1000使用

これは新市場近くで撮影した写真ですが、
対岸で東京タワーの下の方まで見えるのはこの場所だけです。
(別の場所だとビルに隠れてしまう)

しかし、数年後には新しいビルが建ったり
この撮影場所に入れなくなったりして
同じ写真が二度と撮れない可能性もあります。

Resize165735_2

Resize165737

特に最近の東京ではオリンピックに向けて
建設ラッシュが続いているので
都市風景も常に変化しています。
気づいたら全く違う景色になっているという事もあります。

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2018年8月22日 (水)

・ストロボのガイドナンバーと焦点距離

外付けフラッシュ(ストロボ、スピードライト)には
製品の性能としてガイドナンバーが記載されています。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

PENTAX/ペンタックス AF360FGZ II オートフラッシュ
価格:28480円(税込、送料無料) (2018/8/22時点)


ガイドナンバーが36のストロボ

実は、外付けストロボは使用するレンズの焦点距離によって
最大ガイドナンバーが変わります。

焦点距離200mmのレンズを付けたとき
Tele_2

焦点距離20mmのレンズを付けたとき
Wide

レンズが広角になるほど、写る範囲が広くなるため
その分広く照射しなければいけません。
そのため、広角レンズで使用した時のほうが光が拡散されるため
ガイドナンバーが小さくなります。

ペンタックスの540FGZでは
85mmのレンズのときにGN=54、20mmのレンズのときにGN=21と記載されています。

メーカによってこのガイドナンバーの記載が
どの焦点距離のレンズのときなのかが違っていたりするので
購入時には注意が必要です。

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2018年8月18日 (土)

・スマホで花火撮影

花火大会に行くと、
本気撮影の人と
純粋に観覧している人、
なんとかスマホで撮ろうとしている人
がいます。

しかし、スマホで花火を撮るのは非常に難しい。

課題1:手ブレ
課題2:露出制御
課題3:最長シャッター速度

課題1:手ブレ
Resize165660

 

手ブレが起きると、この写真のように
花火の線がうねうねしてしまいます。
これは三脚を用いることで解決します。
あとは、スマホを手すりなどに押し当てて
動かないようにするとか。

課題2:露出制御
Resize165661
これがかなりの課題です。
最近のスマートフォンでは
マニュアルモードでも撮影できるようになってきています。
ISO感度を最低感度にしたりすることができます。

しかし、スマホは夜景など手持ちで綺麗に撮れるように
非常に明るいレンズを積んでいます(F1.8とか)
また、絞りが無いので、上の写真のように花火が白飛びしてしまいます。
ISO感度を最低まで下げても
まだ、花火が明るすぎるため、どうしようもありません。

そこで、無理やり光の量をコントロールするために
可変NDフィルターをスマホにテープで付けました。


これで光量のコントロールが可能。

課題3:最長シャッター速度


上記の課題1と2をクリアしても、
この最長シャッター速度が1秒とかのスマホでは
花火をスマホでうまく撮るのは非常に困難。

Resize165659

Resize165658

一秒ではこのように花火が切れてしまう。
バルブ撮影できるのがベストですが、
10秒露光、せめて5秒露光できれば
ある程度花火がきれいに撮れるのですが。

結論としては、スマホで花火をきれいに撮るには
動画が良い。

先日の常総きぬ川花火大会をスマホで撮影したもの。

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2018年8月15日 (水)

・DFA★50mm F1.4 の画質を実写確認

ペンタックスの最新単焦点レンズ、DFA★50mmの確認。
以前の記事
約12万円のレンズですが、描写はシグマの50mmや
ツァイスのOtusに匹敵すると思います。
ただし、最新のレンズ全体に言えますが大きくて重い。
カバンに一本入れておくにはちょっと気が引けます。
その点では旧式のFA50mmがよい。
開放
Resize165399
Resize165402
Resize165407
Resize165406
Resize165398
以前までは開放は使わずに、1段か2段絞っておこうと思っていたシーンでも
安心して開放が使えます。
被写界深度内はしっかり解像している。
軸上色収差は思ったよりも目立ちます。
ただ、これまでの明るい単焦点のレンズに比べれば微々たるもの。
キヤノンやニコン、ソニーであれば、このレベルのレンズが
各焦点距離で選び放題なのか…。
Pモードで撮影したもの。
Resize165397
Resize165409
Resize165410

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2018年8月 1日 (水)

・段差補正とは

デジタルカメラのセンサーは
色情報を作るためにベイヤーという色配列になっています。

ベイヤー配列の図
1

それぞれの画素は赤or青or緑の情報しか得られないため
周辺の画素情報を用いて補完してフルカラーの画像を作ります。

Photo
この図では周辺の4画素を用いて補間している。

しかし、センサは製造誤差で画素ごとに微妙に感度が異なります。
特に、ベイヤー配列で赤画素がある行と青画素がある行で
同じ緑の画素でも感度が異なります。

R画素の行のG画素(Gr)と、B画素の有る行のG画素(Gb)の感度の差を表した図
2

この同じGの画素でもGrとGbで感度が若干異なることを
GrGb段差とか言います。

この段差を補正せずに画像処理を行うと
不自然な縦横シマのノイズがでることがあります。

Dansa

このGr,Gbの感度差などはセンサ製造時に基準の光源を撮影して
調整値として保存されていたりします。
その情報をもとに段差補正を行います。

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2018年7月24日 (火)

・DFA★50mm F1.4とFA50mmF1.4のボケ味の差分確認

前回は像性能観点で比較してみました。

今回は写真表現では像性能同様に大事なボケ味について。

まずは自作ボケ評価チャートで確認。

開放

DFA★50mm
Resize165340

FA50mm
Resize165343

ピント位置拡大(左:DFA★ 右:FA)
1

後ボケ拡大(左:DFA★ 右:FA)
2

前ボケ拡大(左:DFA★ 右:FA)
3

ピンと位置では、FAにフリンジが盛大に発生。

後ボケ部分は、緑系と紫系の色収差が目立ちます。
新型のDFA★のほうが色収差も少なく、ボケ自体もなめらかです。

前ボケ部分は、逆に旧型のFAのほうが僅かにボケがなめらかで
新型ではフリンジの色が濃い。

以前に書いた記事の
後ボケをきれいにすると前ボケが汚くなりがち
のとおりになっています。

F2.8
DFA★50mm
Resize165341

FA50mm
Resize165344

ピント位置拡大(左:DFA★ 右:FA)
10

後ボケ拡大(左:DFA★ 右:FA)
11

前ボケ拡大(左:DFA★ 右:FA)
12
F2.8まで絞ると、このボケ評価チャートでは
ほとんど差がなくなります。

次に玉ボケをチェック。

開放

DFA★50mm
Resize165346

FA50mm
Resize165349

DFA★50mm画像中央左あたりの強い玉ボケは
ナイターかなんかの光によるものですが、
途中で消えてしまいました。

旧式FAは口径食が大きく、周辺でラグビーボール型になっていますが
新型は口径食が少ない。
レンズの口径の違いによるものか。
(FAはフィルター径が52mm、DFA★は72mm)
DFA★50mmは大きくて重いだけある。

F2.8
DFA★50mm
Resize165347

FA50mm
Resize165350

新型はF2.8まで円形絞りです。
旧式は八角形のボケになっている。

F8
DFA★50mm
Resize165348

FA50mm
Resize165351

新型は絞り羽根の枚数が多いので多角形でも丸に近い。
ただ、円形絞りのため若干いびつです。
旧式はきれいな八角形。
ここは好みが分かれそう。

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2018年7月21日 (土)

・DFA★50mm F1.4 ついに発売

発売当日にgetしました。


先日、ホタルを撮った時、古いFA50mm F1.4を用いたら
周辺部のサジタルコマフレアが気になったのでどこまで改善しているか。

いつものように遠景描写チェック
収差補正系はすべてOFFにしています。

開放

DFA50mm
Resize165329

FA50mm
Resize165332

歪曲収差の影響か、若干画角が異なります。

中心付近
14_1
嘘でしょ、というくらい描写が異なる。
旧式のFA50mmは開放では結像しないのかと思うほど。
新型はわずかにパープルフリンジが見られるものの、問題ないレベル。
周辺
14_2
旧式はサジタルコマフレアが大きいが、新型ではゼロではないがかなり抑えられています。

F2.8

DFA50mm
Resize165330

FA50mm
Resize165333

中心付近

28_1

2段絞ることでかなり像性能は良くなっていますが、まだ新型に劣る。
また、旧式は絞り羽根の枚数が偶数枚なので、回折による光芒が目立ちます

周辺

28__2_2

解像の差がまだあります。
最新設計の新型が良いということですが。

F8.0

DFA50mm

Resize165331

FA50mm
Resize165334

中心付近
F8_1
F8まで絞ると解像性能はかなり近くなります。
ただ、旧式では光芒による横筋がフレアっぽくなってちょっと気になります。
周辺
F8_2

次回はボケを確認します。

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2018年7月17日 (火)

・ヒメボタル二回目撮影

一回目

二岡神社でヒメボタルを撮ったときに
近くで撮影していた方に教えてもらったスポットに行ってきました。

今回は明るいうちに現地入りができなかったため、
暗闇の中で構図決め、ピント合わせなど
撮影が難しい状態。
そして明るいうちに一枚撮っておけなかったのが失敗。

Resize165315

森が想像以上に暗く、蛍以外何も映らない。
単にホタルがいるだけの写真に。

明るいうちに一コマ撮っておいて、
そのあと三脚やカメラを絶対動かさないようにすれば、
このように背景も写せます。
Resize165322

(この写真はゲンジボタル)

今回は裏が道路になっていて、車がたまに走るので、
そのときの明かりを入れて撮影場所の雰囲気がわかるように工夫しました。

Resize165312

ヒメボタル撮影は二回目ですが、ホタルの習性と撮影方法が
少しずつ分かってきました。

・広角で撮る場合
Resize165318
広角だとあまりボケないので俯瞰でホタルの絨毯にするのが良い
三脚の高さはアイレベルくらい。

・標準-中望遠で撮影する場合
Resize165320

玉ボケにするために、ピント位置は無限やメインの木に合わせます。

ヒメボタルは高くを飛ばないため、三脚の高さは膝くらいで良い。

その他、工夫など。

真っ暗中で他人の三脚にぶつかってしまったり
ぶつけられたりしてしまう事故を防ぐために
存在感を少し出したほうがいいです。
・三脚の脚に、反射シールを巻きつける(100均)
Resize165315_2
・わずかに光るライトを付けておく
 (テレビの電源表示のLEDみたいな)
・白いタオルなどをつけておく。

ただ、僅かな存在感でも気にする人はいるので、
注意されたら隠せるように黒テープなども持っているといいかも。


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