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写真講座

2019年8月19日 (月)

・ペンタックス K-30の黒死病を修理

しばらく使っていなかった一眼レフを使おうとしたら
撮影画像が真っ暗になっていました。
どうも絞りが絞り込まれて、暗くなってしまっている様子。
Resize168709
このように真っ暗になる。

いわゆる黒死病というやつらしい。
ペンタックスのエントリー機種のK-30とK-50でよく起こる。
普段使わないカメラなので20000円近く出して修理するのはもったいない、
かといって、お気に入りのオーダーカラーなので
捨てたくはない。

Resize168710
クリスタルレッド

ネットで調べてみると、自分で修理している人の記事がいくつか出てきます。
チャレンジしてみました。

参考にしたページ
PENTAX K-30 絞り制御不良 修理方法

PENTAX K-30の絞り制御ブロックの不具合(通称:黒死病)を修理する

基本的な修理の方法は上述のブログにお任せするとして、
私が行ったときの注意点などを記載します。

〇ネジはカメラの大雑把な図+両面テープで管理
Resize168713
ペンタックスのカメラのネジは長さが同じでも、
止めるパーツが金属製か樹脂製かでネジのピッチが異なります。
わからなくならないように上記写真のように管理しておくのが良い。

上面、側面なども同様に管理します
Resize168712

〇コンデンサには触らない
Kondensa
矢印の部分のタンクのようなものがストロボ用コンデンサです。
高電圧の電気が溜まっているので、この周りの回路とか触って
通電してしまうと、
「パーン!」と爆発して感電します。
超ビビります、カメラが修復不可能状態に壊れます。
何が起きたんだ、と5分くらい思考が停止します。
最悪死にます。


幸いなことにコンデンサは絞りブロックとはマウントの反対側なので
今回の修理ではアクセスすることはありません。
但し、分解は自己責任です。
分解すると防滴性も担保されなくなります。

〇犯人のU字型の金具の取り扱い
犯人のU字金具の修理方法には、
・ジャンク品の別のカメラのものと交換
・やすりで削る
・はんだを盛る
の3通りがありますが、
わたしはやすりで削りました。
100均で売っているダイヤモンドやすりで削ったのですが、
削りすぎました。
表面をちょっとざらざらになる程度にしたのですが、
削りすぎて、逆に絞りが開放状態になってしまいました。
Resize168711
白死病??

削る方法だとやり直しがきかないので、はんだを盛る方法のほうがよさそうです。

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2019年8月16日 (金)

・花火と都市風景のRAW現像方法

以前の記事
花火のRAW現像方法1
花火のRAW現像方法2
花火のRAW現像方法3

今回は花火と都市風景を両方撮影してRAW現像する方法です。
前回の花火のRAW現像方法3でも記載していますが、
花火の種類によっては、花火が非常に明るく
風景と同時に取るのが困難な場合があります。
こういう場合には風景と花火をそれぞれ別に撮影して、
後で合成するという方法が使えます。

※合成に拒絶感のある方は、花火撮影中に、
 黒いうちわや帽子でレンズ前を塞ぎ遮光することで
 花火と風景をそれぞれ適正な露出で撮影することも可能。
 
花火の画像
Resize168693
4.8秒 ISO100 F22
KANIリバースハーフND1.2を使用

夜景の画像
Resize168692
140秒 ISO100 F14
KANIリバースハーフND1.2を使用

2つの画像のRAWファイルをPhotoshopに入れます。
Resize168703

まずは花火の方の画像を調整します。
Resize168704
花火の部分だけを着目して露出やホワイトバランスを調整します。

緑の花火の部分の鮮やかさが足りないので、
円形フィルターを用いて緑色の花火を囲い、
右下の範囲マスクを輝度を選択。
輝度範囲を明るい部分だけにして、
花火だけにフィルター効果がかかるようにします。
Resize168705
彩度を上げる、色温度・色かぶり補正で緑の色を調整。
コントラスト・ハイライト・シャドウで色のこさを調整します。

木の板に反射している花火の光も強調します。
Resize168706
同様に円形フィルタで選択して、輝度範囲で
明るい部分だけがセレクトされるようにします。
マスクにチェックを入れると、どこが選択されているかわかります。
Resize168707
色温度・色かぶり補正・露光量・彩度を調整して
反射を強めました。

Resize168708
青い花火はHSL補正タブから
彩度と輝度を上げることで強調します。


続いて、夜景部分の調整です。
露出を思い切ってガツンと明るくしてしまいました。
Resize168694
ホワイトバランスで全体のトーンを青っぽく
Resize168695
ハイライトや白レベルを用いて街の白飛び具合を減らします。
Resize168696 

円形フィルタで街の部分を選択し、
色温度を黄色めにする。
また、彩度や明瞭度を上げて
街並みが豪華に見えるように微調整していきます。
Resize168697

空の平坦な部分はノイズが目立つのでノイズ除去をします。
段階フィルタで空の部分を選択
Shiftキーを押しながら、上から下方向へ選択。
Resize168698
前回の円形フィルタの設定が残っているので
右クリック、部分補正設定を初期化します。
Resize168699
ノイズ低減を強めにかける。

Resize168700 
手前の草の青被りが気になるので
ここも段階フィルタで選択してホワイトバランスを
黄色目にするなどして微調整。

RAWによる調整が終わったら画像を保存。
Photoshopで開きます。

二枚の画像をレイヤーとして読み込む。
ファイル>スクリプト>ファイルをレイヤーとして読み込み
Resize168701

最後に比較明合成。
Resize168702

こんな感じに仕上がりました。

Resize168691_20190816231801

RAW現像は時間をかければかけるほど、自分の理想に近づけることができます。
どこまでやるかは、使える時間との相談になります。

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2019年8月 9日 (金)

・ストップという単位とは

最近発表されたソニーのフルサイズミラーレスα7RⅣ。
6100万画素という圧倒的な解像度に加え、15ストップというダイナミックレンジ。
と記載されています。


ストップとはまた聞きなれない単位です。
ストップはダイナミックレンジを表す単位で、
「段」と同じです。
15ストップは15段と同じ意味です。
何でストップという言い方なのか。

もともとストップとはレンズの絞りを表す言葉です。
日本語でのF値は英語ではf-stopと呼ばれます。
(F Numberも使われる)
絞り〇段分、というところから、露出の段数としても使われるようになり
ダイナミックレンジの段数に使われるようにもなっています。

少し前までは、富士フイルムの中判GFXが14.5段のダイナミックレンジで
デジカメで最大、と言われていたのに、
FFのセンササイズ、6100万画素で15段とは、技術の進歩が速い。

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2019年8月 7日 (水)

・なぜ暗いところでは赤いライトが目に優しいのか

天体撮影などでは
暗いところに慣れた目にまぶしく感じない
赤いライトが重宝されます。
暗いところに目が慣れる(暗順応)までは30分くらいかかります。
しかし、明るいほうに目が慣れるのは一瞬です。

せっかく30分かけて暗順応した眼が
明るいLEDライトとかを見てしまうと
一瞬で見えなくなってしまいます。
赤いライトは暗順応を保ってくれます。
これは何でなのか。

人間の目には色を感知するための錐体細胞と
光のみ感知する桿体細胞があります。
錐体細胞は感度が低く、暗いところでは働きません。
一方、色は感じられませんが桿体細胞は高感度で
暗い場所でも見ることができます。

使われる細胞が違うので、
感じ取れる光の波長(分光感度)も異なります。

Eye

明るいところでは、555nmをピークに大体450nm-650nmまでの光を強く感じられます。
これが明所視感度です。
一方暗いところでは400nm-600nmまでの光を感じられます。
暗いところで目が慣れた状態はこの暗所視感度になっています。
図を見るとわかるように、暗所視感度では赤い光がほとんど感じられません。
そのため、暗順応した眼には赤い光があまり影響ないのです。

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2019年8月 5日 (月)

・パンケーキレンズとは

写真用のレンズの中に、パンケーキレンズと呼ばれる
レンズがあります。
これは、全長がとても短く、
パンケーキのような薄さのレンズを表す俗語です。


 


 

特にペンタックスの40mmのレンズは
レンズ全長が1cmを切る厚みなので
更に薄い、ビスケットレンズと呼ばれていたりします。
一眼レフのパンケーキレンズは40mm前後の焦点距離の物が多いです。
一眼レフのフランジバック(マウント面からセンサまでの距離)も
だいたい40mmちょっとです。

焦点距離40mmとは下の図のような感じ
12
マウント面付近に光学系を持って来れるので
とても薄いレンズにすることができます。

200mmなど望遠のレンズになると、
焦点距離の分、レンズとセンサの距離を離さなければいけないので
レンズも長くなってしまいます。

一方、広角レンズではもっと短くできるのかというと
マウント面よりカメラの内側に入ってしまうと
ミラーと干渉してしまうので、レトロフォーカスタイプという
特殊な設計をしなければいけません。
そうするとレンズ全長が伸びてしまうことになります。

一方ミラーレスのカメラのマウントは
フランジバックが20mm前後であることが多いので、
ミラーレス用のパンケーキレンズの焦点距離は20mm付近のものが
多くなります。

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2019年8月 2日 (金)

・ヒメボタルの撮影方法・注意点

以前にホタルの撮影方法の記事を書きました。

この記事で書いた対象のホタルはゲンジボタルです。

Resize168678 
ゲンジボタルの写真

今回はヒメボタルの撮影方法について記載します。
Resize168679
ヒメボタルの写真

ヒメボタルはゲンジボタルと違い、点滅するように光るので
光が玉ボケになり、写真映えがします。

ただし、ゲンジボタルなどに比べて光も弱く、
生息地も「ホタル観賞会」をやらないような山奥なので
ゲンジボタルの記事の撮影方法に加えてさらに工夫や
注意する点があります。

・ヒメボタルの生息地・生態
ヒメボタルは川がないところにも生息します。
主に山奥の森の中に生息していて
人がなかなか入っていきにくい場所です。
活動する時間も比較的遅く、21時~翌1時くらいが多いようです
(生息地による)

そのため、撮影に行くのも大変で
山奥の車が入れるところまでは車で行き、
そこからは歩き、
夜をまたぎ、早朝に帰宅することになります。

ヒメボタルは飛翔力が弱く、ひざ下くらいまでの高さをよく飛ぶので
三脚もあまり高くする必要はありません。
そのため、軽い三脚でもブレることはあまりない。

 

・ヒメボタルの撮影方法
基本的には以前の記事のゲンジボタルと同じです。
しかし、ホタルの光りも弱いため
玉ボケに撮るためはF2.8よりも明るい単焦点レンズが適しています。
絞りは開放、ISO感度はISO 1600-3200位です。
ただし、絞りを開放にすると口径食で画像周辺の玉ボケが
レモンのような形になってしまいます。
1
円形絞りのレンズの場合は、1段ほど絞ることで口径食が緩和されます。
その分暗くなるのでISO感度を上げる必要があったりなど、バランスは難しいところ。
F1.4のレンズであれば1段絞ってもF2.0なので、ある程度は許容できる。
また、設計が古いレンズだとコマ収差がかなり気になるが、
これも絞ることで軽減することが可能。
2_20190802112201

森の中はISO 10000で60秒露光してもほとんど何も映らないくらい
暗い場所なので、明るいうちに前撮りをしておくのがおすすめです。

Resize168674
F1.8 ISO10000 9分間撮影。
熱ノイズがひどい。

Resize168676
明るいうち(19時くらい)に撮影した背景画像

Resize168675
ホタルの光だけのもの

上記二つの画像を比較明合成
Resize168677

明るいうちに1枚撮影したら、ずれないようにしなければならない。
つまりカメラをそこから動かせません。
前撮りをする場合、
一晩かけて撮れる画像(合成して完成する画像)は、たったの一枚だけ。
一枚の写真のために、真夜中に山奥で撮影するという
結構過酷な撮影です。
ピントだとか露出が間違っていたり
ホタルがいない場所にカメラを構えてしまうと
一晩が丸々無駄になってしまいます。
私は一回、レンズキャップを外し忘れていて真っ暗な写真だけ撮っていたことあり。

苦労して撮影するからこそ、成功した時の喜びは大きい。

 

日が暮れた後に現地に到着し、前撮りができなかった場合
後撮りという手もあります。
夜が明けてきてからカメラを動かさずに背景を撮影する方法です。
ただしこの方法だと、暗い時はわからなかった余計なものが映り込んでいたり、
構図が微妙だったりするリスクあり。


三脚とカメラを数時間にわたりずっと置いておくわけですが、
山の中で人がいても同じようなホタルの撮影目的の人がほとんどなので
基本的に放置していても盗まれることはめったにありません。
(ここは自己責任です)
一晩放置するわけなので、突然の雨に備えて
ビニール袋をカメラにかぶせておくのが良いです。
Dsc_0099
ビニ-ル袋をかぶせておくと、白いので
暗闇でも目立ちやすいという利点もあります。
ただし、このビニール袋がほかの人のカメラの画角に入ってしまうと
嫌がられたり、何か言われることもあるので注意。

また、前撮りをすると撮影できる構図が一つに限られてしまうので、
複数台カメラを持っていくのが良いです。


・ヒメボタルの撮影時の注意
ゲンジボタルなどに対し、ヒメボタルの有名撮影場所だと
光に対して非常にうるさい人もいるので注意しましょう。
また、ホタルは光を浴びると光らなくなったりします。
ホタルの生態保護のためにもなるべく光は出さないほうが良い。


〇撮影中の三脚とカメラの管理の注意
撮影中はインターバル撮影を行うので
基本的にカメラは放置状態です。
三脚をセットする場所はほかの人の邪魔にならない場所にします。
通路とかに置いていたために、倒されても文句は言えません。

暗闇で、ほかの人に三脚があることを知らせたり
自分の三脚がどこにあるかを知るために
多少目立つようにするのはよくある方法です。
上記に記載したようにカメラにビニール袋をかぶせるのもよい。
もしこれが嫌がられる場合、下に白い紙を敷くのも手です。
地面部分であればほかの人のカメラに映りこみにくい。

_raw_imgp0010

誰もいない山奥であれば、弱光量のLEDライトを地面に置いたりもします。
Imgp0005
100円ショップで購入したLEDライト。
LED部分を黒テープで覆うことで非常に暗いライトにしています。
3mくらい近づくとようやく見える程度。
あまり明るいと、ホタルに影響があるばかりか、
自分の撮影している写真にもその光が映り込みます。
場所によってはご法度ということもありますのでご注意ください。
あくまでも、ホタルの生息地で「撮影させてもらっている」
という意識を持つことが大事です。


〇移動時の注意
森の中は非常に暗いのでなるべく移動しないほうがいいですが、
どうしても移動が必要になることもあります。
月が出ている夜などであれば、暗闇に慣れた目であれば
ある程度見えるのですが、月がない夜だと本当に暗闇です。
安全のためにライトは使用したほうが良いです。

星の撮影などでは、
暗闇に慣れた目に優しい赤いライトが重宝されますが
ホタル撮影時はNG。
赤い光は自然には存在しないので
たとえすごい遠くでも、
映り込んでいると非常に違和感があります。
Resize168680  
左のほうで誰かが赤いライトをつけている。
赤いライトよりは白いライトや電球色のライトで
光量が小さいものが好ましい。

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〇撮影時の設定の注意
基本的にはホタルの撮影で記載した内容の通りになります。
最近のカメラだとバリアングル液晶で、液晶画面を閉じることができるので
撮影中は閉じておくのが良い。
閉じられない液晶の場合は、表示をOFFにしたり、輝度を最小にするなどが必要。
また、メモリーカードのアクセスランプも何気にまぶしいので
黒テープで隠すとよいです。
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2019年7月25日 (木)

・三脚がガタつく原因は

初心者と撮影会を行うと、たまに
「三脚をしっかり締めたのにガタつく」
と相談を受けることがあります。

しっかり固定したと思ってもガタつく原因を記載します。

Photo_20190725230701

①カメラとクイックシューがしっかり付いていない
Resize168666
クイックシュータイプの雲台では
カメラのネジ穴につけるアタッチメントが
しっかり付いていない場合があります。
特に、縦位置にしたときにこれがしっかり付いていないと
レンズの重さで前側に回転してしまいます。
クイックシューが小さいタイプだと、接着面積が小さい分
しっかりねじを締めないとすぐにぐらついてしまう

 

②クイックシューと雲台がしっかり付いていない
これは2000円とかのやすい三脚だと起こりがちな問題です。
安い三脚だとバネの力が弱かったりで、しっかり締まらない場合があります。
また、この部分がプラスチックなどの樹脂でできている製品だと
使っているうちにすり減って、ぐらつきが取れない場合があります。

 

③雲台と三脚座の間がしっかり締まっていない
意外と見落としがちなのがここです。
三脚の脚の部分と、カメラの向きを変える雲台が
取り外し可能なことを知らない人も多い。
(三脚によっては取り外せない)
なので、そもそもこの部分のネジが緩んでいることが認識できない場合が多いです。

 

④地面や床の問題
え、て思うかもしれませんが意外と多いです。
Resize168665
ブレている

夜景など長秒撮影をするときに撮影後にブレていて気付くことが多い。
よくあるのが、橋の上で撮影するとき。
大きい車が通ったりすると揺れます。
また、人が歩いているだけでも揺れることもある。

大きいビルの展望台も揺れることがあります。
例えば、風の強い日など。

砂浜なども注意が必要です。
カメラの重さで三脚が少しづつ沈んて行くことがある。
特に波が打ち寄せる水際は注意。
Resize168664

特に水際では三脚が倒れてしまうと悲惨。

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2019年7月18日 (木)

・シネマでのシャッター速度表示

シネマ業界ではシャッター速度表示が角度であらわされます。
360°,180° など。
Resize168661

写真で使われるシャッター速度であらわすと、
24fpsの動画ならば、
360°= 1/24 秒
180°= 1/48 秒
90° = 1/96 秒
となります。

24fpsの動画では1秒間に24フレーム必要なため、
基本的にはシャッター速度を1/24より長くすることができません。
そのため、フレームレートを基準とした表現で
シャッター速度を扱うと、動画では理解しやすい。

ではなぜ角度での表記なのか。
これは、シネマフィルムでの記録の仕組みを理解する必要があります。

動画フィルムでは、パラパラ漫画のように
静止画の連続です。
たくさんのコマからなるフィルムを使います。
露光して、次のコマへ、また露光して、次のコマへ
といった動き。

Cinema-1

24fpsだと一秒間に24コマのフィルムが感光することになります。
ただ、フィルム送りしている最中も露光し続けると
余計なものが映り込む

Cinema-2 

フィルム送り中はシャッターで遮光する必要があります。
ここで使われるシャッターが、静止画系のカメラとは全く異なる
回転式のシャッターが使われます。

Photo_20190718230701

こんなような半円の板が軸を中心にぐるぐる回ります。
露光中は回転シャターの開口部分を光が通ります。
Cinema-3  

フィルム送りは回転シャッターの遮光部分がある間に
行います
Cinema-4

フィルム送りが終わると、回転シャッターの
開口部にちょうどなるので、これで次のコマを露光することができます。

Cinema-5

昔のシネマカメラはこんな感じのシステムでした。
回転シャッターが1回転するのに1/24秒のため、
これまでの図で説明してきた場合のシャッター速度は
1回転の半分の時間なので 24fpsの場合は1/48秒になります。
また、回転シャッターの光が通る空いている部分は180°です。
これが一番最初に述べた 180° = 1/48sec につながるのです。

ちなみに90°のシャッターや45°のシャッターはこんな感じです。
Cinema-6
シャッターの回転自体はどれも同じ速度なので、
シャッター開角度が狭くなるほど、シャッター速度が早くなることがわかります。

シネマではコマ速の半分とかでシャッター速度を表記するのが
直感的にわかりやすいというのが過去からの歴史としてあります。

 

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2019年7月11日 (木)

・フィルターホルダーKANIとNisi比較

ハーフNDなどの角型のフィルターを使う人が最近増えてきました。
これは、NisiやKANIといった角型フィルターに強いメーカが出てきて
様々な種類のフィルターを市場にリリースしたためです。
これまではKenkoやLEEが細々と販売していただけでしたが、
NisiやKaniが高品質のフィルタを開発して一気に広がりました。

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NISI フィルターホルダーキット (100mm) system filter holder Kit-V5 PRO[100SFHKV5P]
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角型フィルタを使用するにはフィルターホルダーが必要になります。
フィルタホルダーも意外と1万円以上と値段が高い。
そこで、NisiとKANIのフィルターホルダーの使い勝手をレビューします。

左がNisiのV5フィルター(最新版はV6)
右がKANIのフィルターホルダー
Imgp1750s

〇レンズへの取り付け
私は横着して三脚にカメラをセットした後に
フィルターホルダーをレンズにつけることがあります。
この時カメラの向きによってはネジ山がうまく合わず
なかなかつかないことがある。

Nisi
Resize168660

KANI
Resize168655

Nisiのホルダーはネジ切り部分が奥まったところにあるので
若干付けづらい。
一方KANIのホルダーはねじ切り部分が出っ張っているので
付けやすいという違いがあります。

〇角型フィルターの取り付け
どちらの製品もレンズ取り付け部と
角型フィルター取り付け部が分離できます。
Imgp1758s

この分離しやすさはどちらも同じくらいの使い勝手。
分離させた状態で角型フィルターを取り付けます。
フィルターを差し込むときの力加減ですが、
Nisiのホルダーは少しきつく、
KANIのホルダーは少し緩めです。
どちらが好みかは分かれますが、
私の場合、ホルダーをレンズにつけたまま
フィルター付け外しするので(あまりよろしくない)
緩めのKANIホルダーが好きです。

〇PLフィルターの操作性
どちらのメーカのホルダーも、角型フィルタとは別に
PLフィルタを取り付けることができます。

Imgp1753s
上の写真ではKANIのホルダに、Nisiのフィルタを付けていますが
ここは両社で互換があります。
PLフィルタの効果を調整するための回転はホルダについているダイアルで行います。

Nisiのダイアル
Resize168657

KANIのダイアル
Resize168656

ダイアルの位置はKANIのほうが操作しやすい。

〇NDフィルタ使用時の遮光性
ND1000などのすごい濃いNDフィルタを用いるときは
隙間から入ってくる光が無いように遮光性が大事になります。
円形フィルタを用いる場合は問題ないですが、角型フィルタだと
取り付け方によっては隙間ができてしまうこともある。
そのため、遮光素材が付いていますが、
KANIの場合はホルダー側に、
Nisiの場合はフィルター側についています。

KANIホルダー
Resize168659

Nisiフィルター
Resize168658

ND1000を使用する場合は、フィルタとホルダーで
両社に互換がないので注意する必要があります。
※NisiのND1000をKANIのホルダーにつける場合は、
 逆向き(遮光スポンジが無い側をレンズの向きにしてつける)でつけることは可能。

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2019年7月 6日 (土)

・GANによる画像処理

GANはディープラーニングの一種です。
ディープラーニングを用いて、カメラ用途では様々な応用ができますが
弱点もあります。
それは大量のデータが必要となることです。
機械学習のために、大量の画像データとタグ付けをしなければいけません。
このデータを集めるのが一番大変といっても過言ではありません。

しかも最近は、プライバシーなどの問題で
顔認識などに用いる顔画像は集めにくくなっています。

この問題を解決できる手段の一つがGANという手法です。
GANとはGenerative Adversarial Networkのことで、
日本語に訳すと「敵対的生成ネットワーク」

生成ネットワークなので、何かしらの画像を作成します。

Cat1 Cat2
このサイトは存在しないネコ(AIが生成)がF5を押すたびに生成されます。
ちょっと不自然なところもあったりしますが、
人物の顔などでやると、実在しない人物が生成できるため
肖像権が問題になりません。

GANは画像を生成するジェネレータ部と
生成された画像が本物か偽物か判断するディスクリミネイタ部で構成されます。

Gan

ジェネレータ部で学習によって作成された画像が
ディスクリミネイタ部で本物の写真かどうか判断します。
ジェネレータ部はディスクリミネイタをだませるように
どんどん本物っぽい画像が作れるように成長します。
一方、ディスクリミネイタ部は偽物に騙されないように
どんどん判断の精度を上げていきます。
最終的には本物か偽物か判断できないレベルの画像を作ることができます。

GANによって大量の本物っぽいデータを作ることができれば、
ディープラーニングで大変なデータ集めをクリアすることが可能。

GANの例として、GANを用いた画像拡大のソフトを紹介します。
GigapixelA.I.

2004年に300万画素のカメラで撮影した画像
P8080107
等倍拡大
P8080107_2

この画像を400%拡大します(5000万画素相当)
左:Photoshopで拡大 右:GigapixelAIで拡大
P8080107big_all
かなり精細に拡大できています。
ただし、これはGANで拡大時に作り出した画像なので
実物と違っている可能性があります。
だけど、自然風景とかだと実物がわからないので違和感がない。

Big_all

Big_all_20190706112101

正解を知っているものだと違和感が生じます。

左:Photoshopで拡大 右:GigapixelAIで拡大
Dsc_0036_soi20bs2_iso00052_outs_big_all
和食・酒の文字が象形文字みたいになってしまった。

一年前に比べて、GANによる画像拡大もかなり良くなりましたが
まだ電子ズームの代わりとしてはつらいところがあります。

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