2019年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

写真講座

2019年12月15日 (日)

・一枚の画像から深度マップを作る技術

深度マップとは画像の中での位置関係を表した図です。

Depth-1

この図の、左側が普通の写真。
右側が深度マップ(DepthMap)です。
色が黒いほうが手前側で、白いほうが奥側を表しています。
この深度マップを用いると、3Dデータを作れたり、
背景ぼかしを行うことができます。

Depth-5

この深度マップの作り方は、一般的には
二つの並べたカメラを用いることが多い。
人間の目と同じように、二つのカメラの視差から
距離を測定します。
最近のスマホに複数のカメラが付いているのはこれが理由の一つです。

最新の技術では、カメラが一つであっても
この深度マップを作製できるものがあります。
それがAI(DeepLearning)を用いた深度マップ生成。

Depth-2

人間はこの写真一枚でも、今までの経験上から
どのあたりが奥で、どのあたりが手前かがわかります。

AIも学習をさせれば、人間と同じように
単体の画像から深度を読み取れるようになります。
学習のためにはたくさんの正解データを用意する必要あり。
人間の経験に迫るほどの大量のデータを学習。

Depth-6

これらの2眼とかから作られた深度マップと
画像データをセットにしたものを大量に学習することで
人間に近い感覚の深度マップが作成できるようになります。

Depth-4

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

2019年12月 8日 (日)

・CURAのレンズクリーニングペーパーがおすすめ

レンズに付いた指紋を拭き取ったり、
水滴を拭き取るのにクリーニングクロスは
常に持ち歩きたい必需品です。

しかし、カメラバッグを複数使い分けていると
忘れてしまうということがあります。
また、クロスは使っているうちに
なかなか汚れが落ちにくくなってしまうこともあります。

水滴なんかだと、クロスが吸い込んだ水滴が
別の拭いたところに付いたりして苦労することもあります。

このような経験から、
私は使い捨てのクリーニングペーパーを使用しています。
クリーニングペーパーであれば、
常にきれいな状態のものが使えるし、
水滴を拭き取る際にも、一枚目で水分を除去して
二枚目できれいに仕上げる、といった使い方ができます。

クリーニングペーパーにもいくつか種類がありますが
おすすめのものが、CURAのペーパー。


 

拭き取り時の性能の高さが良い。
糸くずも出ません。

250枚入りのパッケージを買っていますが、
実際には、透明の袋に小分けして持ち運んでいます。

Resize170056

透明の袋はポストカードとかを入れるやつです。


 

azonxのA6サイズの袋が、
ビニールの厚み、大きさ的に取り出しやすく重宝しています。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

 

2019年12月 3日 (火)

・Kenkoトゥインクルスターフィルター

イルミネーションの季節になりました。
イルミネーション撮影で便利なクロスフィルターの一種、
トゥインクルクロスフィルターというものがケンコーから発売されました。


 

早速買ってみたので、通常のクロスフィルターとの違いを比べてみます。

外観
通常のスノークロスフィルター
Resize170054

トゥインクルクロス
Resize170055

通常のクロスフィルターは鋭い切込みがクロス状に入っていて
ここで光の回折が起こることによって光条が現れます

トゥインクルクロスでは
フィルターの表面に格子状の凹凸があるフィルムのようなものが
貼られています。
強い回折が起こらず、短い光条になるのだろう。

実写
フィルターなし
Resize170051

通常のクロスフィルター
Resize170053  

トゥインクルクロス
Resize170052

通常のクロスフィルターではレインボーブリッジの橋脚の周りに
きつめの光条が発生。
強い点光源の周りにも、とても長い光条が生じています。

一方、トゥインクルクロスは
クロス効果だけでなく、ソフトフィルターのように
光源周りにハロのようなものも発生します。
全体がふんわり。
ソフト効果もあるクロスフィルターといった感じ。

 

イルミネーションではソフトフィルターも効果的なので
このフィルターは、イルミネーションでは役に立つかも。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

2019年11月23日 (土)

・ミラーレスだとゴーストが発生しやすい

スマホのカメラはどのメーカのものもゴーストがよく発生します。

Resize170047

これは単純にレンズコーティングの性能差というわけではなく
構造上避けられない問題もあります。

主なゴーストはレンズ内の面間反射によって起こります。
Gost-1

レンズ内で反射した光がセンサに入ってくることでゴーストとなります。

このゴーストはレンズとセンサの距離が近いほど発生しやすくなります。

Gost-2

センサとレンズが遠ければ、レンズ内で反射した光は
センサの外に逃げていきやすい。
しかし、センサとレンズが近い場合、レンズ内で反射した光は
センサに入ってしまう。

このように、センサとレンズの距離が非常に近いスマホでは
どうしてもゴーストが発生しやすくなってしまいます。

また、同様の考えで、
センサとレンズが近い、ミラーレス専用設計のレンズと
ミラーレスカメラでは、一眼レフに比べてゴーストが発生しやすくなります。
レンズ設計者は、ゴーストが発生しにくくなるように工夫した設計を心掛けている。
コーティングでゴーストを防ぐのは最後の手段です。

 

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

2019年11月16日 (土)

・Kenkoスターリーナイトフィルターを確認 実写編2

数値評価
実写1

数値での評価では
KANIのフィルターと比較すると全体的に透過する光が多く
フィルターなしとの露光段差が少ないのですが、
光害カットの効果は若干劣るという結果でした。

ただし、前回の実写評価では、
KenkoとKANIで差分があまりありませんでした。
しかし、この時撮影した場所はあまり条件が良くなく
そもそも星があんまり見えない状態でした。

ようやく星のきれいなところで比較撮影ができたので
結果を記載します。

フィルターなし
Resize169841

ケンコースターリーナイトフィルター
Resize169842

KANIのLPRFフィルター
Resize169843

フィルターを付けると大体1段分くらい暗くなるため
フィルターありの時は絞りを一段明るくして撮影。

RAW現像でホワイトバランスや処理をほぼそろえた結果。
フィルターなし
Resize169838

ケンコースターリーナイトフィルター
Resize169839

KANIのLPRFフィルター
Resize169840

馬頭星雲付近を拡大
_raw_f58907648_all

今回、露出をそろえるために、
フィルター有りと無しでF値を変えてしまったのが失敗した。
フィルター有りだと絞り解放のため、収差が出て像が甘い…。

しかし、馬頭星雲などの赤い星雲はフィルターなしよりもフィルター有りが
より濃く出ています。
また、KenkoとKANIを比較すると、濃度の濃いKANIのフィルターのほうが
より濃く出ています。

オリオン座全体の画像
_raw_f58907648_all1

フィルターなしでは赤いバーナードループがほとんどわかりませんが
光害カットフィルタがあると、より浮かび上がってきます。
特にKANIフィルターだと簡単に認識できるくらい浮かび上がっている。

星のある程度場所でもかなり効果があることがわかります。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

2019年11月12日 (火)

・ミラーレス専用レンズならではの優位点2

前回は、収差補正を画像処理で行うという観点での
優位性を書きました。
今回は、光学設計としてのミラーレス専用レンズの優位性について記載します。

光がレンズによって強く曲げられる
(大きく屈折する)と収差も大きくなりがちです。
これは、光の波長ごとに屈折角が異なるため、
強く曲げると、より色が分離してしまうためです。

Resize169833

レンズの中に入ってくる光は、
中心付近はあまり屈折せず、
周辺付近は大きく屈折します。

Resize169837

周辺部の像はコマ収差が発生している。
これを光学的に補正するためには
レンズの中心部を通る光と
レンズの周辺部を通る光で
それぞれ屈折を変える必要があります。

Resize169834

上の図では、一番目のレンズ(一番左のレンズ)は中心を通る光束と
周辺を通る光束が別の場所を通っている。
この場合は、中心部と周辺部で光を分離して考えることができます。
しかし二枚目と三枚目のレンズでは
レンズ内の同じ場所を通っている。
分離ができない。

つまり、一枚目のレンズを非球面にして
中心と周辺の屈折を変えることで、周辺部の収差を軽減することができます。

光学設計としてレンズ収差を軽減するには
このように非球面レンズを使ったりするのが効果的。

ミラーレス専用レンズはどうなっているか。

Resize169835

最初の図と比べて違う部分は
一番目のレンズの大きさ。
一番目のレンズが小さくなったことにより、
このレンズでは中心部と周辺部の光束の分離ができません。

しかし、撮像素子に一番近い部分にレンズを入れることで
このレンズで光束の分離ができています。

比較
Resize169836

ミラーレス用ではフランジバックが短い分、
撮像素子のぎりぎりの場所までレンズを入れることができます。
この図は模式的に書いたので、ミラーレス用のほうが
レンズ枚数が多くなってしまっていますが、
実際はレンズ設計によって枚数が違ってきます。


一眼レフ用では主にレンズの前玉側で収差を補正
ミラーレス用では主にレンズの後玉側で収差を補正します。
前玉側で収差補正を行おうとするとレンズが大きくなり、
また、大きなレンズを非球面にしたりなどコストがかかります。
一方、後玉側で補正するミラーレス用レンズでは
レンズの玉を大きくする必要がありません。
この分が、レンズのコストや重さに効いてきます。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

 

2019年11月 3日 (日)

・100均のSDカードリーダーの恐怖

最近は100円でSDカードリーダーが買えます。
便利な世の中になった反面、
安いものにはそれなりの理由があります。

先日、撮ってきた写真をPCに取り込もうとして
100円カードリーダにSDカードをさして
写真を取り込んでいる途中、急にデータを読み込めなくなりました。

Resize169829
問題のカードリーダ

一旦カードリーダからカードを抜き、差し直したところ
「フォーマットする必要があります」と出ました。
何度差し直してもダメ。
撮影に使ったカメラに入れても、画像が読み込めない。
カード内のデータが壊れてしまいました。

これはショックです。
夜中に頑張ってでかけて撮影したデータが全てダメに。

ネットで調べてみると、
安いカードリーダははんだ付けがテキトウで
接触が悪くなっている箇所があり、
ファイル読み取り中に接触不良が起こり
データが壊されるとのこと。

分解をしてみました。
Resize169827

Resize169828

この製品は特にハンダの接触不良は見つかりませんでしたが
基盤内部などに問題があるのだろう。

ところで、壊れたSDカードですが、
実際に壊されたのは中のデータを管理する
インデックスが壊れてただけのことが多々あります。
インデックスがないので通常は読み取れないのですが、
データ自体は残っています。
この残っているデータを吸い出すツールがあります。

PhotoRecというツール

ファイル復旧ソフトには色々種類があり
検索すると有償版ばかり出てきます。
ただ、このソフトは無償で、かんたんに復活できました。
使い方もかんたんだし、
「PhotoRec」で検索すれば、日本語の解説ページもたくさん出てきます。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

 

2019年10月20日 (日)

・ハーフソフトフィルターを購入

ケンコーのハーフソフトンプロAという製品を買いました。


 


これはソフトフィルターの一種で、上半分だけソフト効果がかかっている
特殊なフィルターです。

ハーフNDフィルターのソフトフィルター版のようなものです。
こんな特殊なもの、どんなシーンで使われるのか。

星空を撮影する際、ソフトフィルターを使用すると
明るい星が大きく映り、見栄えがします。

しかし、地上の風景と星を両方入れた星景写真では
町明かりなどもソフトフィルターの効果がかかってしまいます。

Resize169809
街灯もソフト効果がかかってしまっている。

そこで、このハーフソフトフィルターを用いると
星空の部分にのみ、ソフト効果をかけることができます。

しかし、作例を撮っていて、重大な事実に気づいてしまいました。
Resize169808
この写真は50mmのレンズとハーフソフトを用いて撮影したもの。
_raw_imgp6437_mini

赤道儀を用いて星を止めて撮影すると
地上部分がぶれます。
こうなるとソフト効果云々ではありません。
地上と星部分、両方止めて撮るには
二枚の画像を合成する必要があります。

二枚撮るなら、地上部分の撮影時はソフトフィルターを外しておけば良い。

なので、ハーフソフトフィルターが活きるのは
広角レンズ+露光時間30秒程度で赤道儀を用いず
高感度の一枚撮りで撮影するときです。
今回のような
赤道儀を用いるような撮影ではあまり意味がありませんでした。

また、使用時に難しかったのが、
ソフト効果が画面上のどの範囲までかかっているか判断すること。

Resize169810
ソフトの境目をどこに持ってくればいいのか分かりづらい。
使いこなすにはもう少し練習が必要そうです。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

2019年10月11日 (金)

・自撮りライトをカメラにつけてみた

スマホの自撮りで使われる自撮りライト。
これをカメラにつけてみました。
Resize168857

つけ方は簡単です。
カメラのホットシューカバーに瞬間接着剤でつけるだけ。
Resize168858

暗い場所で人物を撮るのに適します。

ストロボなし
Resize168861

内臓ストロボ
Resize168860

自撮りライト
Resize168859

ストロボに比べて肌色の色味が悪いですが、これは一番安い自撮りライトを使ったためです。

最近は高演色性の色味が良いライトも売られているので、
こういったものを使うとよりきれいに写すことができます。


[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

よしみカメラ スマートフォン用 自撮りライト アカリーナ
価格:4370円(税込、送料別) (2019/10/11時点)

楽天で購入

 

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

2019年10月 9日 (水)

・屋形船の軌跡を撮る2

Resize168846

前回の記事

前回の記事ではバルブで
屋形船の軌跡を撮る方法を記載しましたが
この方法は背景が暗かったりすると
露出のバランスが結構難しいです。

このバランスを少し詳しく記載します。

屋形船の軌跡の明るさと
背景部分の明るさのバランスは
ストロボの定常光と瞬間光の関係に似ています。

10

背景は常に同じ場所で光っている定常光なので
露光時間が倍になれば、明るさも倍になります。

一方で、屋形船の光は船が停止していない限り、
同じ場所で光っているわけではないので
瞬間光として扱えます。
露光時間が1分でも2分でも、
特定の場所で光っている時間は1秒とかの間だけなので。

よって、軌跡を撮影するときは露光時間がとても大事になります。

露光時間が長すぎるとき
Resize168845
露光時間が長いと背景が明るくなるため、
屋形船の軌跡が背景光に埋もれて薄くなる。


露光時間が短すぎるとき
Resize168844

写真
屋形船の軌跡が白飛びしてしまう。
鮮やかな色が出ない。
もしくは、背景が暗すぎてしまう。

屋形船の軌跡を撮影するときは
軌跡が途中で途切れ途切れにならないように
ある程度の露光時間を設けたほうが良いです。
背景の明るさにもよりますが2分-3分ほど。

F16でISO100、ND16を使うとちょうどよい露出になることが多い。
ND32しか持っていないならば、絞りを一段明るくしてF11にすればOK。
ND8ならば、F22にすればよいです。


背景が暗い場合、軌跡の明るさとのバランスがどうしても難しい場合があります。
その場合は、ハーフNDを使うのも手です。

14_20191009001701

屋形船が撮影場所から離れているときは、
相対的な移動速度が遅いので、より白飛びしやすい。
なので、リバースタイプのハーフNDが適しています。

にほんブログ村 写真ブログ デジタル一眼(PENTAX)へ
にほんブログ村

 

より以前の記事一覧